もろこしブログ

生きたいのであります。

ブラック企業に体験入社してきました

 楽しいモテネタをストックしていたんですが、まずはこれですよ! これ!

ブラック企業に体験入社です。

転職活動の難しさを感じてきました!

というわけで、40歳おっさんの無職のブログ再開だよ~!

 

 前提として、「制作業務」「幹部候補」「会社の変革を求めている」というの熱心に話して期待されたというを念頭においてくださいね!

ではスタートだ!

 

 

恐ろしいほど人当たりがいい面接官

 

 面接ではですね、進行の管理がネックになっていると。

みんな遅く残業していて、そういうのを変えたい、ぜひ変えてほしいと。

まぁ、そういうお話だったわけですよ。

この時点ではですね、すごく好印象でした。

人事の担当者は本気でそういうことを考え、会社を変える人材を探しているようでしたし。

合理的に物事を考え、何をすべきかを一生懸命考えている、そういう誠実さを感じましたし、すごく乞われました。

 

 僕は3社ほど内定を蹴り、その上で選考中の某企業とこのブラック企業を天秤にかけるという選択を選びました。

給与面では納得出来ない部分もありましたが、まず求められているということと、社内を変えるということについて、やる気を刺激されたのも事実でしたので、滑り止めとして内定の返事の時間をもらいました。失礼すぎですね、僕も!

 

 

タイムカードがない

 

 第一志望に落ちたので、「万全のサポートを持ってお迎えする」という前提ブラック企業に入社しました。

どんな会社だろう、ドキドキですよ。

初出勤は、少し早めで業務説明というお約束なんですが、まずびっくりしたのがタイムカードがないことですね。

「出」のはんこを押すんです。

この時点で「深夜手当はどうしているんだろう」と思いましたが、「深夜に労働することがないんだろう」と思うことにしました。

完全に脳みそやられてますね!

 

 まず、経営側は残業の概念がなく、みんな定時で上がれる設定です。

定時に上がれないのは個人のスキルの問題、深夜になるのも個人のスキルの問題という認識だと知るのは数日後でした。

 

 

キャリアの全否定

 

 で、まずはキャリアの否定をされました。

「前にやってたことがレベルが低すぎる」など、まぁ、いろいろと言われました。

異業種の転職はこんなもんですし、そういう人もいるだろうと思ったんですが、それが管理職なんですよね。

すごい会社だなって思いましたが、おかしい人なんてどこでもいますし、そういうもんだろうと思いました。

万全のサポートがキャリア否定から始まるという熱い環境です。

サポートってなんですかね? うんこか何かかな? って思いました。

 

 

面談が基本的に「お前はここがダメだ」という突き上げ

 

 何も僕だけじゃないんですよね、キャリアの否定。

ミーティングスペースが近いのでいろいろと聞こえてくるんですが、基本的には「お前のこういう性格がダメだ」「どういう環境で育てられたらそうなるんだ」などの業務の面談とは思えない内容でした。

すごい会社だなって思いました。(2回目)

 

 この頃、隣の席の先輩に「この会社の面談って、こういう人格否定系なんですか?」と質問するレベルにはなっていたので、細かく聞きましたが、苦笑いで返されるだけで明確な答えがもらえませんでした。

ちなみに僕が入った週は面談月間で、いろいろと聞こえてきたのですが、

 

・全くダメ。何もできていない

・育ちの問題

・あ~○型(血液型)ね

 

などの、会社とは思えない内容で胸が熱くなったと同時に、「選択を間違えた」と思うようになりました。

頭の悪い僕でも、すぐに気付きます、こりゃダメだ

基本的な行動は、多くの場合、血液型で決まっているそうです。

血液型で性格を判断する人に対してあまり何も思わないのですが、仕事で持ち出すような人は「バーナム効果」という単語を教えてあげようかと思いました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/バーナム効果

 

 

社長が毎日暴言をおっしゃる素敵空間=職場

 

 すごく仕事に対して厳しい社長というのは聞いてはいましたが、厳しいというよりおかしい感じでした。

制作会社なのですが、制作チームに対して聞こえるようにありがたい言葉をいただける環境です。

 

・うちの制作の人間は、ありえないぐらい馬鹿。

どれだけ人間のレベルが低いんだ

・(成果物の報告をした人間に対して)このインチキ野郎が!

・どれだけ時間かかるんだ。脳みそ使えよ

 

他にもありがたい言葉があるのですが、社内コンプライアンスなどの講義をしたことのある僕にとって、書ける言葉ではないです。

録音すると大変なことになりますよレベルです。

すごい会社です。(3回目)

 

 お歳暮のおすそ分けは、女性スタッフにのみ行われ、男性スタッフには「欲しかったら自分で買え」というありがたい言葉をくださいました。

 

 

ノルマは余裕であります

 

 で、思ったのが、頭がこれなのに会社が変わるわけがないなということですね。

ちなみに、制作側にもノルマがあります。営業成績ももちろん出ます。

ノルマに達さないと当然吊るしあげられます。

すごい会社だと思いました。(4回目)

 

 単価が非常に安いのと与件が与えられないので、深夜にまで作業するのは仕方ないなと思いました。でなければ、制作のノルマの金額まで達成しません。

怒鳴られ、ノルマを設定するという環境がやる気の向上に繋がるように考えているようです。

ちなみに、従業員は従業員だけど仕事のパートナー、いつでも切ることができるというニュアンスのことをおっしゃってました。

正論ですが、言わなくていいと思いました。

 

 僕も頭が悪いとはいえ、進行管理について意見を伝えたりもしました。

「今まで積み重ねてきたものがある。そういった意見は聞き入れられない」とのお答えで、僕がいる意味がないですね☆

何を変革する気なんですかね? 僕の性格ですかね?

 

 

給料が異常に安い

 

 これについては、まぁ、言わずもがな。

僕の給料についても、人事の人が頑張ったんだなぁって思いました。

ちなみに交通費は、その沿線に住んでいないと足が出る感じです。

辞めるときにそこにも触れました。

「交通費全額支給の会社なんてないよ」と管理職に言われましたが、真顔で「今まで勤めてきた会社は、すべて全額支給もしくはそれに近いかたちでした」と言いました。

業界は狭いですが、視野まで狭くする必要はないんじゃないかなって思いましたが、愛着も何もないので何も言いませんでした。

ほんと、すごい会社です。(5回目)

 

 みんなの残業時間は月に120150時間です。

もちろん残業手当も深夜手当も出ませんよ! 本人の仕事が遅いのでそうなっているので!

 

 

会社を変えようと思っている人は一人だけだった

 

 最後に人事の人とお話したのですが、最初から言ってくれっていう感じのことが多かったですね。

この人だけが頑張っているんだとも感じました。

頑張って欲しいです。

 

 

 

 

 そんな感じでした。

ちなみに最後に社長にもご挨拶したのですが、いただいた言葉は「最初から来るな! 帰れ帰れ!」でした。

すごい会社です。(6回目)

 

 僕自身は、普通の会社でいいんですよ!

ちなみに、会社の試用期間は会社が労働者を試用するのであって、労働者が会社側を見るなんて言語道断というニュアンスでした。

すごいです!

 

※もちろんですが、フェイクな部分もあります。

よりひどい部分もあります。